ここで販売する商品の収益は、「伊勢志摩子どもの城」プロジェクトの運営費に充当されます。
本プロジェクトは、6歳から15歳を対象にした自然体験・食育プログラムです。
☆伊勢志摩子どもの城プロジェクトについて
ここ伊勢志摩には豊かな自然があります。
子どもが自然の中で生きるチカラを得ることの支援に取り組みます。
◆伊勢志摩子どもの城について
現代の子どもたちは、かつて当たり前だった「自然に触れる経験」を失いつつあります。
魚を手づかみで捕まえたことがない、火を自分で起こしたことがない、見慣れた魚の名前すら知らない。都市化や効率化のなかで、子どもたちの世界はますます人工的なものに囲まれてしまいました。
人間の根源的な営みである「食べる」という行為もまた、コンビニやインスタント食品のように“自然の実感”から切り離されています。
しかし本来、食べることは命をいただく行為であり、そこには自然の循環を感じ取る感覚が不可欠です。
人間にとって大切なのは「頭の中の情報」ではなく「身体で感じること」です。
魚を捕まえ、魚をさばき、海や火に触れることでしか得られない学びがある。
それは教科書やインターネットからは決して得られません。
「伊勢志摩 子どもの城」は、この失われつつある自然との接点を子どもたちに取り戻す場所です。
自然の中で遊び、命をいただく体験を通じて、「人は自然に依存して生きている」という感覚を呼び覚まし、未来を生きる力へとつなげていきます。
私たちは「お腹を満たす」だけでなく、「心を満たし、生きる力を育む」場をつくりたいのです。
伊勢志摩は古来「御食つ国(みけつくに)」と呼ばれ、豊かな海の恵みを都に届けてきました。
しかし現代の漁業は未利用魚の増加や継承者不足に直面しています。
私は仕入れのため、魚市場に訪れるのですが、そこでは価値のある魚と、そうでない魚が分類され、そうでない魚は「未利用魚」と呼ばれ安値で流通します。捨てられることもあります。
未利用魚の漁獲が多いときは、漁師さんの仕事量は同じでも売り上げは低くなります。
漁獲は自然環境の変化に左右されます。
(地域では、その漁師さんの存続を図るため「未利用魚」に価値をつける活用方法を模索しています。)
一方で都市部では、経済的困難から十分な食体験を得られない子どもたちも少なくありません。
「捨てられる魚がある一方で、食に困っている子どもがいる」
この現実を変えるため、自然の恵みを活かし、次世代の子どもたちに“命の循環”を伝える場として「子どもの城プロジェクト」を立ち上げました。
2つの課題を1つの希望に
漁業の現場では未利用魚が余り、子どもの食卓では空腹が…
ふたつの課題をつなげることで子どもに食を、漁業に未来をもたらしたい。
そんな思いから商品を販売しております。
